第3回チェリーブロッサムシンポジウム


ご挨拶

Dr. kannoラボオートメーションに関する国際会議、第3回チェリーブロッサムシンポジウム(CBS)を2002年4月に浜松で開催いたします。
CBSは桜が咲く季節に行われる国際シンポジウムということから名付けられました。このシンポジウムは臨床検査における自動化とロボット化に焦点をあてています。世界的にみると、ラボオートメーションに関して2つの大きなカンファレンスがあり、アメリカ合衆国と欧州で行われています。しかしながら、アジアではそれに価するものはありませんでした。そこで、1998年に佐々木匡秀高知医大名誉教授が第1回のCBSを、また佐賀医大の只野寿太郎教授が第2回を2000年に行い、そして2002年、浜松で第3回を開催します。このCBSは日本はもとより、アジア諸国および全世界に広がっていくことを期待しています。

 浜松では桜は3月末から4月上旬にかけて開花、見頃となります。従いまして、私どもはCBSを4月の3日から5日に浜松名鉄ホテルで行うことに決めました。浜松市は本州の中央部に位置し、大阪、東京から新幹線ひかりで1時間半です。浜松は、徳川家康の出世城である浜松城があります。また、今日の浜松はホンダ、ヤマハ、スズキというったオートバイ、自動車のメーカーや浜松ホトニクスという光デバイスで有名な会社があります。

2002年の第3回CBSでは、ラボオートメーションに限らず、検査のミニチュア化、アレイテクノロジーなどについてもトピックに掲げ、幅広く未来の検査室を考える上でも貴重な情報が得られるように、現在学術プログラムを作成中です。プレナリーレクチャーとして、慶応大学の清水信義教授からゲノムプロジェクトやポストゲノム時代に関する講演、アメリカラボオートメーション学会会長のフェルダー教授からは、ラボオートメーションの成功例から将来の検査についての講演の2題を設定いたしました。他にシンポジウムを6種類設定してあります。一般演題もポスターのみですが、受けたいと考えております。フォーマットなどまた案内致しますので、演題を宜しくお願いします。展示場には最新機器、ソフトウェア、システムなど最新の情報が得られるように準備しております。ランチョンセミナーも交渉中です。

学術プログラムと桜の花見を楽しんでもらえることと信じております。2002年4月に浜松でお会いできることを楽しみにしております。

菅野 剛史

前川 真人

浜松医科大学