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大会長 佐々木匡秀

第1回チェリ―ブロサッムシンポシウムの開催に当たって

   1981年、高知医科大学附属病院の開設にあたり、検査業務の効率化、迅速化を図るために,ベルトコンベアを中心としたザ・ベルトラインシステムを考案致しました。ところが、近年、高度医療の進展と医療費削減の必要性が注目されるにつれて、世界の検査界の関心がこの検査の自動化に対し急速に高まってきました。そこで、来春(平成10年3月29日〜4月1日)、高知(土佐ロイヤルホテル)において臨床検査の自動化,ロボット化のシンポジウムを開催する運びとなりました。
 この会議は医療従事者、科学者、診療機器メーカー、システムエンジニア、情報ビジネスの方々が一堂に会し、今日、そして未来の臨床検査室で自動化をより有効に利用するためのアイデアを交わす場であり、約300人の参加者を予定しています。
 特別講演には、洗濯機などで一世を風靡されたファジ−理論の先駆者である 九州工業大学情報工学部教授 山川烈先生 に“Fuzzy Theory”を検査診断に役立てるための講演をいただくようにしております。 教育講演は、Virginia University教授R.A. Felderに'Expanding the automated laboratory; from mobile robots to point-of-care'を、Canada, Autolab所属のS. Middletonには'Experiences and Future Directions in Laboratory Automation'を、Milano, St. Rafaelle Hospital教授P.Boniniには'The role of laboratory automation in health care process reengineering'と題して語って貰います。
 また、Symposium Programは、
に分け、合計50題の演題を予定しております。
 一般演題はポスターセッションで発表いただき、展示会場も設けます,多くの方の御参加をいただくため,日本語への同時通訳を設けておりますので,気楽に諸外国の事情,とりわけ外国の人達は検査をどのように考え,かつ実施しようとしているかが充分にご理解いただける絶好の機会かと存じます。

高知医科大学 臨床検査医学


教授 佐々木 匡秀 



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